トップアスリートも実践する効果的な目標設定の5つのポイント

プロアスリートをはじめ、多くのオリンピック選手が夢の舞台で輝かしい結果を残すために具体的な目標設定をもとに成果をあげています。

目標の達成率を高めるためには、より具体的な目標が勝負の分かれ目です。

日本人に馴染み深いトップアスリートと言えば、サッカーでは本田圭佑選手、ゴルフでは石川遼選手、野球ではイチロー選手など、出せばキリがないほど日本にもトップアスリートが存在します。

彼らが、何故輝かしい成果をあげられたのか?多くのスポーツ選手が興味を持ち、今日でもスポーツ現場のコーチ、医科学スタッフ、研究者が調査を進めています。

ここには、トップアスリートならではの成功法が隠されています。

この記事では、”トップアスリートが実践する効果的な目標設定の5つのポイント”にフォーカスしてみます。

 

 

初めに、結論から紹介させてもらうと①具体的②計測可能③行動目標④実現可能⑤期日がしっかりと満たされていることが目標設定の効果を最大限に引き出してくれます。

失敗の多くの場合が、この5つの条件を満たしていない状態で時間だけが過ぎ去っていってしまうという現状にあります。

 

①具体的な目標を設定する

ベストを尽くすなどという抽象的な目標では、振り返りをする際に達成できたのか評価することが難しくなります。

そこで、達成することができたのかを確認できる具体的な目標設定を心がけることが重要になります。

もし、目標設定したものに対して達成することができたという評価を自分自身にすることができれば、自分の進捗を的確に把握でき、自信が高まり、更なるモチベーションの向上やパフォーマンスの向上につながっていきます。

 

②計測可能な目標を設定する

①にも似ていますが、できる限り数字を活用しましょう。

例えばサッカーの試合中の目標であれば、「シュートを撃つ」ではなく、
「シュートを10本撃つ」などと数字を用いることでより具体的な目標設定をすることが可能となります。

数字は、主観的な目標をより客観的な評価が可能な目標にしてくれます。

 

③達成のために行動が伴う目標を設定する

多くの場合が結果目標(成果のみの目標設定)をする人がいます。しかし、これではどうすれば達成できるのかが抽象的になります。そこで、結果を目標を立てた後には、プロセス目標(達成に向けたアクション)を立てましょう。結果を出すためには、具体的なプロセス目標が必要となります。

 

④実現可能である目標を設定する

大きな目標を立てることは重要ですが、現実離れをしていると目標設定の効果が落ちます。

これは、目標設定をしていても心のどこかで不可能だと感じてしまい、アクションを起こしづらくなってしまうからです。

とある立ち幅跳びの研究では、自分の実力の110~120%程度の目標を設定すると、より効果的な目標設定となったという研究結果もあります。

現実的かつ挑戦的な目標が最も効果的な目標設定となります。

 

⑤期日が明確である目標を設定する

上記にも述べたように事業には、納期や期限が付き物です。期日が決まらないと目標を立ててもコミットせずにアクションを起こしづらくなってきます。

より効果的な目標設定をするためにも期日を設定させ、自分の行動をコントロールすることが必要となります。

 

このように5つのポイントを確認していきながら、事業での目標設定を行い定期的に目標が達成に近づいているのか評価していきましょう。

大事なことは、現状から逆算されただけではなくより具体的な目標設定が最終的な成果となり、次なるモチベーションを高めてくれます。